水道屋さんの選び方 評判・口コミ・比較する前に!
突然の水漏れに対応してくれる水道屋さん、テキパキと作業をしてトラブルを解決してくれる心強い存在です。しかし中には悪徳業者と呼ばれる水道屋さんも残念ですが存在します。トラブルは突然起きてしまうので、すぐに来てくれる、広告では料金が安い水道屋さんに依頼したことで、意味の分からない理由を付けて高額請求された、作業がずさんだった、といったトラブルが後を絶たないようです。そこで、よくある自作自演の水道屋さんの口コミ・評判・比較ランキングに騙されないように、賢く信頼できる・安心の水道屋さんを選ぶための注意点やポイントを解説していきます。
1日に10人近くが悪徳業者の被害に遭っている
全国の消費生活センターと国民生活センターに寄せられた 「消費生活相談情報」によると、2014年は3,527件、2015年は3,401件、2016年は3,238件と年々減ってきてはいるものの、1日に8~9人の方が悪徳業者のトラブルに遭うといった現状です。※参考:国民生活センター消費者生活相談データベースより。
水道屋さんを呼ぶ前の心得
まずは水道屋さんに依頼する前に知っておくと良い予備知識をご紹介します。
水道屋さんに依頼する前に知っておくと良いことは?
💁 予備知識として、
★広告に表示された価格だけで済むとは限らないこと
★元栓・止水栓の場所を把握して万が一に備えること
★指定工事業者
について知っておくと良いでしょう。
どのサイトを見ても○○円~の表記が多いのは、修理に必要な部品の単価がそれぞれ違う事と、必要な数なども現場によって異なります。その為優良な水道屋さんであってもそういった表記する場合があります。
実は、指定工事業者は講習を受けた業者が認可されるので、指定業者であること自体が信頼を担保する証にはなりません。
広告に表示された価格だけで済むとは限らない
どのホームページを見ても○○円~の表記ばかり、実はこれは理由があるのです。例えば水漏れであれば、何かの拍子で配管の一部が緩んで水漏れした場合は、締め直したり、調整することで済みますが、配管の交換や部品の交換が必要な場合、それぞれ部品の単価が違う事、そして必要な数なども現場によって異なります。そのため優良な水道屋さんであっても広告では○○円~と表記する場合があるのです。実際の現場で料金が都度都度変わるため、現地調査、出張見積り無料の水道屋さんもあります。とはいえ、そこを逆手にとり(?)、1000円~などとあり得ない激安料金に見せかけている業者がほとんどなのが現状です。他社よりも先に依頼をもらおうと、競争が過多になった結果、誇大広告ばかりになっています。
元栓・止水栓の場所を把握して万が一に備える
後悔をしない・失敗しないよう水道屋さん選ぶ為には、冷静な判断が必要です。例えば水漏れで水が噴き出したままだと、焦ってしまい冷静な判断ができる人はいないでしょう。こういった水漏れであれば元栓や止水栓を閉めて水の流れを止められれば、それ以上被害が出る事はないかと思います。そのためにも事前に元栓やトイレ・キッチン・洗面所などの止水栓の位置をあらかじめ確認しておきましょう。
指定工事業者について
広告によっては「指定工事業者です」という文言をみかけるときがあります。これは何かというと、宅内において水道工事や下水道工事を行う場合は、各地域の自治体が指定した工事業者に施行させないといけないという条例があり、その自治体に認められた工事業者が指定工事業者となります。認められたといっても、実技試験など高難易度な試験ではなく、各水道局に工事の規格があり、その講習を受けた業者が認可されます。つまり、指定業者であること自体が信頼を担保する証にはならないのです。そのため、指定工事業者であるとさも信頼が高いように謡う誇大広告ばかりが目立ち、他にアピールがない業者に依頼する場合は注意しましょう。ただし、指定工事業者ではない場合も注意が必要です。条例で定められていますので、内容は自治体によって異なりますが、指定工事業者ではない業者が工事を行った場合、作業内容によっては条例違反になります。
(https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/living/a4/list/)
「区部における排水設備(排水管・ます等)の新設等(新設・増設・改築)の工事を行うことができるのは、東京都指定排水設備工事事業者(以下「指定事業者」という。)だけです。排水設備の工事を行うときは、指定事業者に依頼するようお願いします。
なお、多摩地域については、各市町村長が指定した排水設備工事事業者に依頼するようお願いします。指定事業者でない者による工事は、罰則の対象となる場合があります。」
※給水についての参考例:東京都給水条例より
(https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/reiki_int/reiki_honbun/g171RG00001800.html)
【第六条第一項】
「給水装置の新設、改造、修繕(法第十六条の二第三項の厚生労働省令で定める軽微な変更*1を除く。)及び撤去の設計及び工事は、管理者又は管理者が同条第一項の指定をした者(以下「都指定給水装置工事事業者」という。)が施行する。」
*1法第十六条の二第三項の厚生労働省令で定める軽微な変更について
【水道法 第十六条】
「一 水道事業者は、当該水道によって水の供給を受ける者の給水装置の構造及び材質が前条の規定に基づく政令で定める基準に適合することを確保するため、当該水道事業者の給水区域において給水装置工事を適正に施行することができると認められる者の指定をすることができる。
二 水道事業者は、前項の指定をしたときは、供給規程の定めるところにより、当該水道によって水の供給を受ける者の給水装置が当該水道事業者又は当該指定を受けた者(以下「指定給水装置工事事業者」という。)の施行した給水装置工事に係るものであることを供給条件とすることができる。
三 前項の場合において、水道事業者は、当該水道によって水の供給を受ける者の給水装置が当該水道事業者又は指定給水装置工事事業者の施行した給水装置工事に係るものでないときは、供給規程の定めるところにより、その者の給水契約の申込みを拒み、又はその者に対する給水を停止することができる。ただし、厚生労働省令で定める給水装置の軽微な変更*2であるとき、又は当該給水装置の構造及び材質が前条の規定に基づく政令で定める基準に適合していることが確認されたときは、この限りでない。」
*2【水道法施行規則 第十三条】
「法第十六条の二第三項の厚生労働省令で定める給水装置の軽微な変更は、単独水栓の取替え及び補修並びにこま、パッキン等給水装置の末端に設置される給水用具の部品の取替え(配管を伴わないものに限る。)とする」
依頼時のポイント
次に依頼時に、気をつけるべきポイントをご紹介します。
良い水道屋さんの選び方は?
💁 水道屋さんに依頼する時のポイントは、
★サービス内容・料金システムを理解する
★即決しない
★作業依頼より前に、見積書をもらっておく
この3つが大切です。
大切なのは電話で問い合わせたときに、そのシステムをわかりやすく説明してくれること、そして駆けつけた現場スタッフがもし料金が発生する場合があれば必ず事前に許可を得ることをしているかどうかです。
最初に了承した見積書をもらい、見積書通りに作業をしているか請求書を確認しましょう。ここでのポイントは作業依頼より前に、見積書をもらっておくことが大切です。
詳しい水道屋さん選びのポイント↓
サービス内容・料金システムを理解する
広告には見積り無料と記載されていても出張費は発生するというシステムがあります。(実質見積りに行くだけで有料)このシステムは水道屋さんによって様々です。トイレを取り外して原因を特定するといった、作業を伴う見積りは有料の場合もありますし、実際に修理をしたときのみ出張料を頂戴するという水道屋さんもあります。
作業料金は内容によって異なるので、正確な費用は答えられないと思いますが、出張料や見積りにかかる費用は決まっているはずです。大切なのは電話で問い合わせたときに、そのシステムをわかりやすく説明してくれること、そして駆けつけた現場スタッフがもし料金が発生する場合があれば必ず事前に許可を得ることをしているかどうかです。
※例:(取り外さないと原因が特定できないのですが、これ以上は有料作業になりますがいかがでしょうか?など)
説明や内容に対してあいまいな業者は注意しましょう。そして現場スタッフに対して不安な気持ちがあり、出張見積り無料の業者であれば、遠慮なく断りましょう。
もし、見積りだけでも費用が発生した場合、痛手と思いますが、後の無駄な部品交換等で更に高額請求されるよりは安全です。せっかく呼んだからといって妥協しないようにしましょう。また、全ての業者が見積り無料ではないということ、無料だから優良業者ということでも決してありません。問い合わせた際に相手の対応の仕方次第で、まずは来てもらうかどうかを判断しましょう。
依頼したのとは違う提案がきても即決しない
例えば、蛇口の水漏れ修理で依頼したが、見積りをした後、この蛇口に取り換えると便利になる、といった提案です。何度か修理に来ていて信頼できるスタッフであれば安心かもしれませんが、初めて会うスタッフはそうはいきません。売上を上げるためのただの営業かもしれませんので、今すぐ必要と感じなければ遠慮なく修理のみを依頼しましょう。今交換すると○○円引きと、かなりの値引きをしているように言って魅力的に聞こえるかもしれませんが、実際の相場を知ってから判断するのも遅くはありません。応急処置の修理のみを一旦はしてもらい、そこまで急がない交換であれば、商品名を伝えて相見積もりを依頼するのも一つの方法です。
見積りで提示した料金で作業をしているか
正確な費用を提示するために確認するのが現場見積りです。それなのにしっかりと確認をした後、作業中に部品や作業が必要になった、だから追加料金がこれだけ発生する。これはプロとしてどうなのでしょうか。必要のない工事をされる場合があります。また、中には勝手に追加工事をして料金を上乗せする業者もいるようです。最初に了承した見積書をもらい、見積書通りに作業をしているか請求書を確認しましょう。ここでのポイントは作業依頼より前に、見積書をもらっておくことが大切です。
実際のトラブル事例
実際にトラブルに巻き込まれた内容を一部ご紹介します。
事例1.広告に記載された低料金の表示を見て修理依頼をしたところ高額請求された
広告には○○円~と、他社と比べても非常に安い金額だったため、低料金で修理してもらえると思い依頼したところ、高額な請求をされてしまったというトラブルです。いわゆるぼったくり業者に騙されてしまったケースです。
【被害に遭わないために】
いかにもその料金で修理してくれる、という内容の広告を出す業者がそもそもいけないのですが、思い込みも気をつけましょう。このような広告に限って小さな注釈が書かれていますので注意深く広告を見るようにしましょう。問い合わせのとき、まずは見積りのみを依頼する気持ちで確認してみましょう。その際は見積りだけでも料金は発生するのかどうかも確認して、その業者に依頼するべきか判断しましょう。
事例2.苦情を入れたが威圧的な態度で料金を請求された
業者に苦情を入れたが威圧的な態度で料金を請求されたため、怖くなり業者に言われるがまま高額の料金を支払ったというトラブルです。
【被害に遭わないために】
このケースについては、すでにサービスに満足できなかった状態です。個人と業者間で解決しようとせず、国民生活センターや消費生活センターに相談やクーリングオフすることも検討しましょう。あなたの勇気ある行動が悪徳業者を減らす助けになります。
水道屋さんは口コミや評価で比較はできるの?
💁 口コミを参考にしていても、悪徳業者はサクラを使って良いレビューを書いていることもあります。
水トラブルの場合は特に急がれていると思いますが、落ち着いて冷静に判断することが大切です。
最後に
広告では安心できる内容が書いてあっても、いざ依頼してみると想像とは違った、という経験は水のトラブル以外でもWeb上ではよくあることです。口コミを参考にしていても、悪徳業者はサクラを使って良いレビューを書いていることもあります。そのため全てを信じるということは危険です。また、今回のような水トラブルの場合は特に急がれていると思いますが、落ち着いて冷静に判断することが大切です。「早く解決したい!」悪徳業者はそこに付け込み無理な設定でも押し通そうとします。「早く来てくれるから」「料金が安そう」だけでは決して判断しないよう気をつけましょう。
注意していても悪徳業者に遭ってしまった場合は、『消費生活センター』に相談やクーリングオフの対応を検討しましょう。「高額な料金を請求されたので、業者に苦情を入れたら威圧的な態度をしてきて、怖くなり支払ってしまった」といったケースでも相談は可能です。
水の生活救急車では、料金が発生する前に、必ず事前にお客様へ料金の確認を取ります。
お見積り書を事前にお渡しするため、作業後に金額が変わった、追加施工のため料金が上がった、などということはありません。
全国の幅広いエリアで水のトラブル出張業者が全国の幅広いエリアで水のお困りごとやご相談を承っております。
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