システムキッチンの種類と選び方!メリット・デメリット
キッチンには、システムキッチンやセクショナルキッチン、コンパクトキッチンなど、様々なタイプがあります。そして、人それぞれで理想のキッチンは違うものです。コスト面やデザイン、機能性など、それぞれの目線で見てみると、魅力的と感じるキッチンは変わってくるでしょう。
特に、現在の主流であるシステムキッチンは、各メーカーが独自の魅力を盛り込んできていますから、悩んでしまうという方は多いのではないでしょうか。今回の記事では、キッチンの選び方、キッチンのタイプ、各メーカーのキッチンの魅力や好みに合わせたおすすめなど、詳しく説明していきますので、キッチンのリフォームで悩んでいる方は参考として役立ててください。
システムキッチンのいい選び方は?
💁 キッチンのリフォームにあたって、「どんなキッチンを選べばいいのか悩む…」という方は少なくないでしょう。まず、キッチンを選ぶ時には、キッチンに対して何を重視するのかが重要になってきます。
キッチン本体はその空間を決める重要なポイントであり、どんな配置にするかやどんな製品を設置するかによって、雰囲気や作業効率などがガラリと変わります。
そのため「何を重視するか」が、キッチンを選ぶ際に影響してくるのです。デザインや機能、コストなど、何が自分にとって一番重要なのか、求める条件をクリアしたキッチンにできるように、重視するポイントを絞りましょう。
自分に合ったキッチンを選びたいときはどうすればいいの?
💁 お悩みの方に、デザイン・機能性・コストの3つの視点からおすすめのキッチンをご紹介します。
★デザイン重視
ウッドワンのsu:iji(スイージー)がおすすめ!ニュージーパイン、オーク、メープル、ウォールナットの4種の無垢材から、好みのものを選ぶことができます。
★機能重視
パナソニックのリフォムス!スムーズかつ楽しく調理できる機器や、掃除を楽にしてくれる機器が盛り込まれています。
★コスト重視
タカラスタンダードのセクショナルキッチンなら、木製キッチンで収納やレンジフードなど揃えた合計25万!
※キッチンのタイプやレイアウトについては把握しているという方や、ある程度リフォームのイメージは固まっているという方、とりあえずシステムキッチンにどんな製品があるかだけ知りたい方などは、「自分に合ったキッチンを選びたい!各メーカーのシステムキッチンがもつ魅力を紹介!」に飛んで、おすすめのキッチンを確認してみましょう。
コンパクトキッチンは賃貸やセカンドキッチンでの利用を目的にした小さめサイズのキッチン、オーダーメイドキッチンは、サイズ、形状、デザインまで自分の好みで設計・製作してもらうキッチンにあたります。
キッチンの選び方!重視するポイントで決めよう
キッチンのリフォームにあたって、「どんなキッチンを選べばいいのか悩む…」という方は少なくないでしょう。まず、キッチンを選ぶ時には、キッチンに対して何を重視するのかが重要になってきます。それはリフォームを考える理由が人によって様々だからです。「古くなってきたキッチンを綺麗にしたい」、「使いやすいキッチンにして作業効率をあげたい」「キッチンはコンパクトにしてそれ以外の部屋を広くしたい」など、人によって色々な考えがあることでしょう。
キッチン本体はその空間を決める重要なポイントであり、どんな配置にするかやどんな製品を設置するかによって、雰囲気や作業効率などがガラリと変わります。そのため「キッチンに何を重視するか」が、キッチンを選ぶ際に影響してくるのです。求める条件をクリアしたキッチンにできるように、重視するポイントを明確にしましょう。
例えば、「キッチンをおしゃれな空間にしたいから、システムキッチンもインテリアの一部として選ぼう」と考えている方にとって、地味なデザインやレイアウトでまとめたキッチンは魅力的に映らないでしょう。また、「最小限の機能を備えたキッチンで良い」と考えている人にとって、作業スペースを多く備えたキッチンや、様々な機能が盛り込まれたキッチンは、無用の長物となってしまいます。このように、キッチンを選ぶ上で「何を重視するか」は非常に大切です。デザインや機能、コストなど、何が自分にとって一番重要なのか明確にした上で、キッチンを選んでいきましょう。
続いて、システムキッチンとセクショナルキッチン、それぞれのキッチンごとに解説をしていきます。どちらを使うか既に決まっている方は、以下から読みたい項目へジャンプが可能です。
システムキッチン セクショナルキッチン※コンパクトキッチンやオーダーキッチンは、少々特殊なキッチンのためか最初からそれにリフォームすると決め打ちされるケースがほとんどです。そのためシステムキッチンやセクショナルキッチンの比較対象にはなりにくいので当記事での説明は省略します。
システムキッチンはどこまでカスタマイズできるの?
💁 システムキッチンは、追加できる機能や設備、可能な配置、選べるカラーなど、カスタマイズできる要素が製品ごとに全く違います。
カスタマイズできる要素もしっかりチェックしておくことで、理想的なキッチンを見つけるチャンスを増やせるかもしれません。例えば、キッチンをおしゃれにしたいと考えている方の場合、天板や扉の素材やカラーは重要なポイントでしょう。
シンプルなデザインをサンプルに挙げているシステムキッチンでも、カスタマイズ次第でおしゃれにできるというケースは少なくありません。
システムキッチンはカスタマイズできるポイントをチェックしよう
システムキッチンを選ぶ際には、設備を追加したり、素材を変更したりといった、「どんなカスタマイズができるか」も確認しておきたいポイントでしょう。
まず、システムキッチンは、追加できる機能や設備、可能な配置、選べるカラーなど、カスタマイズできる要素が製品ごとに全く違います。つまり、Aでは選べたオプションが、Bでは選べないということが起こるわけです。これは、同じメーカーで販売されているシステムキッチンであっても、製品が違えば当然ながら起こりえます。
そのため、AのキッチンとBのキッチンが同列で候補に挙がった状況で、希望のオプションがAにあった場合、Aを選ぶということになるでしょう。簡単な説明ではありますが、これがカスタマイズできる要素を確認すべき理由になります。
また、カスタマイズできる要素もしっかりチェックしておくことで、理想的なキッチンを見つけるチャンスを増やせるかもしれません。例えば、キッチンをおしゃれにしたいと考えている方の場合、天板や扉の素材やカラーは重要なポイントでしょう。そのため、シンプルなデザインのシステムキッチンは、最初から候補には入れないという方もいるのではないでしょうか?しかし、シンプルなデザインをサンプルに挙げているシステムキッチンでも、カスタマイズ次第でおしゃれにできるというケースは少なくありません。つまり、一見すると自分好みでないキッチンも、理想的なキッチンになるケースもありうるわけです。
カスタマイズできる要素をチェックすることで、そういった「実は好みのキッチン」も見逃さなくなるので、チャンスが増やせるということになります。もちろん、既に購入するキッチンが決まっているという方には関係ありませんが、まだリフォームの方向性が定まっていない方には重要ではないでしょうか。
上記を分かりやすくするために一例を挙げます。
(画像引用:TOTO mitte 公式HPより https://jp.toto.com/products/kitchen/mitte/index.htm )
上記はTOTOが提供するmitte(ミッテ)のレイアウト例ですが、一見するとシンプルなシステムキッチンでしょう。
(画像引用:TOTO mitte 公式HPより https://jp.toto.com/products/kitchen/mitte/index.htm )
しかし、上記のように実は扉やキッチンパネル、カウンター、シンク等々、カスタマイズできるポイントが豊富にあります。また、様々な配置にも対応しており、スタンダードなⅠ型から、おしゃれな空間作りができる対面型など、好みに合わせた自由な配置が可能です。つまり、mitteはカスタマイズ次第で好みに合ったキッチンになりえる製品といえます。人によっては、この情報を知ったことで、mitteが理想的なキッチンと思ったのではないでしょうか。
標準的な仕様を確認するだけで理想的なキッチンを決めるのもいいですが、オプションなどにも目を向けると、リフォームの選択肢が広がったり、理想的なキッチンが見つけられるチャンスを増やしたりできます。最終的には一つのシステムキッチンに絞り込むので、候補が多すぎても大変ですが、理想的なキッチンとの出会いを逃してしまうのももったいないというものでしょう。そのため、どんなカスタマイズができるのかということも確認して、自分好みのシステムキッチンが選べるようにしておくのが有効といえます。
セクショナルキッチンを解説!メリットやデメリットは?
記事の冒頭でも触れたように、セクショナルキッチンは流し台やコンロ、作業台など、それぞれ独立したユニットを組み合わせて配置するキッチンのことです。天板で一体化させるシステムキッチンとは違い、各ユニットが繋がっていません。
各ユニットの隙間ができるので、そこへゴミが溜まってしまうというデメリットもありますが、こまめに掃除したり、防水性のテープで隙間を塞いだりと対策の方法はあるので、大きな欠点にはならないと考える人がほとんどです。むしろ、各ユニットが分かれている分、一部分のみの交換も可能なので、メンテナンスが必要になってもコストが抑えられる点に魅力を感じる方は少なくありません。
セクショナルキッチンで上記の事柄よりも、デザイン面や機能面にこだわりにくいという点の方が大きな欠点と感じられているでしょう。まず、セクショナルキッチンでできる配置はⅠ型かL型と呼ばれるものになります。そのため、レイアウトにこだわった空間は作りにくいのです。そして、カラーのバリエーションもシステムキッチンほどは多くなく、食洗機などの設備を組み込むことも難しくなっています。そのため、これらのカスタマイズにこだわりたいという方はシステムキッチンを選ぶ方が良いでしょう。
セクショナルキッチンの最大のメリットは、やはりリフォームのコストが小さくできる、狭いスペースでも設置しやすいということです。使い続ける内に傷みが出てきても、一部分だけ交換するということも難しくありません。また、最低限のユニットだけ配置するといったことも可能ですから、狭い範囲での設置や、キッチンの購入代金を抑えることも簡単です。サイズが予め決まっているコンパクトキッチンよりはカスタマイズ性がありますから、少しはレイアウトを楽しみたいけど、一番気になるのは費用やスペースという方にはおすすめのタイプといえます。
Ⅰ型やL型って何?対面式とは?キッチンのタイプや配置など用語について解説
メーカーのホームページなどでキッチンの情報をチェックしていると、Ⅰ型やL型、壁付にセミオープンなど、製品ごとに色々な情報が記載されているのを確認できます。これは、キッチンの配置を表す用語なのですが、「〇〇なキッチンはこの名称にすること」というように、全てのメーカーに共通した規定がありません。そのため、メーカーごとにバラバラの呼び方を設定しています。AのメーカーのサイトではU型と記載されている配置が、Bのサイトではコの字型と記載されているという風に、同じ配置方法でもメーカーごとに違う名称で表現されていることがあるのです。
これでは曖昧に理解したり、混乱したりして、希望通りのキッチンを選べなくなってしまうという方もいることでしょう。この項目では、理想のキッチンを選びやすくするために、これらの用語について詳しく解説していきます。なんとなくしか知らないという方や、リフォームに向けて詳しく知っておきたいという方は確認しておきましょう。
ちなみに、メーカーやシステムキッチンによっては一部の配置には対応していないというケースもあります。好みのキッチンを選んだ際に、オプションの確認や、コスト面との兼ね合いがばっちりでも、希望の配置に対応していないとなってしまうと、改めて選び直すか、別の配置で考え直すかなんて事態になってしまうわけです。このようなケースは極端な例ではありますが、似たような事態を避けるためにも、選んだキッチンが希望の配置に対応しているかどうかも確認しておくと安心でしょう。
一部について手早く知りたい方は、こちらで各項目へジャンプ
壁付や対面ってなんのこと?Ⅰ型やⅡ型とは違うもの? オープンやセミオープンって?独立型との違いは? 自分に合ったキッチンのレイアウトはどれ?各配置の詳細やメリットを確認!
壁付や対面ってなんのこと?Ⅰ型やⅡ型とは違うもの?
まずは壁付や対面という用語について解説していきましょう。これらは上記の通りキッチンの配置を表す用語ですが、後述するL型やⅠ型とは微妙に違うことなので、混同したり、曖昧に理解したりという方が少なくありません。
壁付けや対面といった用語は、各名前からイメージできるように、「どの方向へ向けて配置するか」というようなことを表しています。壁付であれば壁側を向いて作業するような形、対面であればダイニングなどを向くような形で配置されているものを指すわけです。対面に関しては、人と向き合えて、会話がしやすい配置と考えると分かりやすいでしょう。
対して、Ⅰ型やL型は、「どんな形状で配置するか」を表した用語です。例えばⅠ型キッチンは各ユニットを直線状、つまりⅠの形に並べたキッチンの名称になります。L型キッチンも文字通り、各ユニットがL字に並んでいるため、その名称になっているのです。他の型もその形に見えることでその名前がついています。これらに関しては、「配置」というよりも形状の名前であると考えると分かりやすいかもしれません。
(Ⅰ型やL型などの各配置について詳しく知りたい方は「自分に合ったキッチンのレイアウトはどれ?各配置の詳細やメリットを確認!」の項目をチェックしてください)
上記のことから、各メーカーの案内している情報などでは「対面Ⅰ型キッチン」や「壁付Ⅰ型キッチン」というような形で表記されているわけです。「同じⅠ型なのにそれぞれ壁付や対面と書いていてわけが分からない!」となっていた方は理解できたのではないでしょうか。
より理解しやすくするために具体例を見ておきましょう。壁付Ⅰ型と記載されていれば、Ⅰ型のキッチンを壁にくっつけて配置していることになります。家事を行う際は、壁側を向いて作業することになるわけです。対面Ⅰ型と記載されていれば、ダイニングなどを向けて、人と対面できるようにⅠ型のキッチンを配置しているものを指します。
壁付と対面の違いは理解できたでしょうか?Ⅰ型やⅡ型など大抵のキッチンが、壁付と対面のどちらにも対応していますが、アイランド型などものによっては配置の方法が限られるものもあるので、リフォームの計画を立てるときは気を付けておきましょう。
キッチンのレイアウトを考えてみると、「子供の様子を見ながら料理ができるキッチンにしたい」、「家事に集中できる空間に変えたい」などと希望が出てくるかと思います。そんな希望によって適したレイアウトが変わるわけです。好みや希望にマッチした配置方法を考えておきましょう。
オープンやセミオープンって?独立型との違いは?
キッチンには、壁付や対面の配置方法のほか、オープンやセミオープン、独立型という用語もあります。これらも配置を表す用語なのですが、記載しているメーカーもいれば、記載しないメーカーもおり、他の用語と混同されることが少なくありません。そのため、曖昧なまま理解している方も少なくないでしょう。これらは一言で表すと、開けたキッチンや閉鎖的なキッチンなど、「部屋の作り」を示す用語になります。詳しく説明していきましょう。
A.オープンキッチン
まずはオープンキッチンですが、簡単に説明しますと、壁や仕切りをなくし、リビングやダイニングから見通せるようにしたキッチンを指します。キッチンと他の部屋が一体化しているといえばわかりやすいでしょうか。
仕切りや壁がないことで開放感が生まれるほか、一部屋にまとめられることで、自然と家族とコミュニケーションをとりやすいのが魅力です。全体的に広々と見え、リビング、ダイニング、キッチンを一まとめにコーディネートすることから、空間に統一感が生まれるのも魅力でしょう。
逆に言えば、キッチンでの音やニオイ、煙などが他の部屋へダイレクトに伝わる、キッチンの状況次第でリビングやダイニングの印象も変わる、ということでもあります。前者は気にしないようにする、メニューに気を配ることで対策できるかもしれませんが、後者はそうはいきません。
実際、後述する他のキッチンに比べ、カウンターにものを置くと生活感が出てきておしゃれとは縁遠い雰囲気になると後悔している方が少なくないのです。散らかった状態じゃなくてもそう見えるという声すらあります。そのため、整理整頓の方法や、洗剤やスポンジ、調理器具など、キッチンでの必需品のレイアウトなどに気を付ける必要があるでしょう。
ここまで紹介したデメリットは、気にしない!という方にはもちろん関係ないことです。ただ、おしゃれなオープンキッチンにするためにリフォームしたいと考えているならば、やはり上記のことは気にかけて、整った雰囲気を保つ努力が必要になるでしょう。予め計画を立てておくのもいいかもしれません。
オープンキッチン=対面キッチンではない
ちなみに、一部のオープンキッチンは形状が似ているため、対面キッチンと混同されることもあります。読んでいる方も「これって対面キッチンってことじゃないの?」と思ったかもしれません。
しかし、対面キッチンとオープンキッチンは違うものです。どんなキッチンであっても、「リビングやダイニングから見通せるキッチン」という要件を満たせばオープンキッチンということになります。もちろん壁付けキッチンであってもです。
そして、対面キッチンとはリビングやダイニングを向けるようにしたキッチンのことです。もし、対面キッチンであっても、仕切りや収納、壁などにより、キッチン自体が見通せない場合は、対面キッチンではありますが、オープンキッチンではないということになります。
それでは、オープンキッチンかつ対面キッチンにあたるのはどんなものか説明しましょう。ずばり、フルフラットキッチンを対面式で配置したものが該当します。
そして、オープンキッチンと言われてイメージするのは、上記のような「フルフラットの対面キッチン」という方がほとんどでしょう。実際、こういったキッチンは「おしゃれ」や「流行」というキーワードで紹介されていることも多いです。壁付のオープンキッチンが思い浮かばない、該当しないと思ってしまうのも無理はないのかもしれません。
もし、オープンキッチンにリフォームしたいと考えている方で、イメージしていたオープンキッチンが対面式のフルフラットキッチンならば、それを目安に予算を立てたり、イメージしている間取りなどをまとめたりして、その旨を伝えられるようにしておくと、リフォーム業者との打ち合わせがスムーズかもしれません。
B.独立型
(画像はセミクローズドタイプのキッチンですが、キッチンの前面の穴が塞がっていれば独立型の扱いになります。)
続いては独立型のキッチンについてです。別名でクローズドキッチンとも言い、壁を使ってリビングやダイニングとキッチンを完全に仕切り、独立した形にしたものを指します。一部屋まるごと使ってキッチン専用スペースを作り上げるわけです。つまり、料理専用のスペースが作れるということであり、それこそが独立型キッチンの最大のメリットになります。
独立型にすることで部屋の用途をしっかり分けられるので、使い勝手を最優先するもよし、自分好みのインテリアにするもよしと、使用者に合わせたカスタマイズができるのです。
使い心地重視であれば、キッチン用品のための収納が多く設けられる点は魅力でしょう。調理家電や調味料などキッチンに関連するもの全てをしっかりキッチン内に納められ、整理整頓がしやすくなります。また、音やニオイ、煙など、作業で発生するものもキッチン内で留めやすく、他の部屋に与える影響が小さくなる点も魅力です。煙やニオイが気になって出来なかったメニューにも挑戦できるようになります。
インテリア重視であれば、極端な例を挙げますと、他の部屋をモダンでキッチンは北欧風という風に、キッチンのスペースだけインテリアをガラリと変えても、他の部屋の雰囲気を崩すことがないわけです。オープンキッチンの場合は、ダイニングやリビングとのバランスも気にしたコーディネートにした方がおしゃれになりますが、その点独立型であればインテリアの自由度が上がります。
逆に完全に他の部屋とキッチンを分ける形になるので、作業中に別室の様子を見ようとすると、逐一手を止めることになります。子供の姿が見えない状況で作業するのは集中できない、作業中にコミュニケーションが取れなくて寂しいと感じる方であれば、あまりおすすめはできません。人によってメリットかデメリットかが変わる特徴を持ったキッチンなので、独立型にリフォームする際は、自分に合うかどうかをきちんと考える必要があるでしょう。
ちなみに、独立型にリフォームする場合、新たに部屋を作る形に近いため、スペースを多く必要とするのが通常です。他の部屋のスペースを削って壁や仕切りを作るようなこともあるので、ダイニングなどが狭くなってもかまわないか検討したり、狭くせずにリフォームする間取りを考えたりして、予めリフォームの計画を練っておきましょう。
C.セミオープン
最後にセミオープンですが、こちらは仕切りを設けつつも、ダイニングやリビングを見えるようにしたキッチンになります。一般的な対面キッチンがこのタイプでしょう。オープンキッチンほどではないものの開放感があり、手元やカウンター周りが隠れる造りが魅力です。独立型とオープンキッチンの中間あたりであることがメリットといったところでしょうか。レイアウトを考えればコミュニケーションを取りながら家事をすることも可能ですが、ニオイや煙などが伝わってしまうというデメリットも考えられます。
中途半端でおしゃれじゃないと感じる方もいるかもしれませんが、オープンキッチンほどこだわらなくても整理整頓ができ、ほどほどながらに開放感があるという点に魅力を感じる方も少なくありません。特にオープンキッチンでは、調理器具や調味料でどうしても散らかって見えてしまうという不満を抱える人が存在しています。仕切りによって目隠しできるセミオープンならば、その点も解決しやすいというわけです。
また、カウンターや壁を設けるため、収納を設定しやすい、カウンターがあることで配膳や片付けがしやすいと評価している人も多く、効率的に動くことを考えると、一番良いキッチンともいえるかもしれません。
オープンキッチンでは絶対に収納が足りなくなる、子供が心配だから独立型は嫌という方は、セミオープンにリフォームすれば、好みにぴったりとハマるキッチンにできるのではないでしょうか。
自分に合ったキッチンのレイアウトはどれ?各配置の詳細やメリットを確認!
続いて、Ⅰ型やL型などキッチンの並べ方の用語について解説していきましょう。それぞれどんなレイアウトを表しているのか、そして、どんなメリット、デメリットがあるのかを紹介しますので、希望や好みに合わせたレイアウトを見つけていきましょう。
Ⅰ型キッチン
Ⅰ型はコンロやシンク、作業スペースなどの部品が一列に並んだキッチンを指します。狭いスペースでも比較的設置しやすいことから、普及率が高いキッチンであり、ほとんどのシステムキッチンが対応しているでしょう。
Ⅱ型キッチン
次に紹介するのはⅡ型キッチンです。セパレート型とも呼ばれ、シンクとコンロを二列に分けて配置したキッチンを指します。各部品を一列にまとめていたⅠ型と違い、作業に合わせて振り向く必要がある構造ですが、その分間口を短くすることも可能です。そのため作業にあたっての移動が減らせます。これは人によっては嬉しいポイントになるでしょう。
L型キッチン
L型キッチンは名前の通りL字になるように配置した形状のキッチンです。コンロとシンクが90度で向き合うように設計されることが多いでしょう。Ⅰ型よりも大きく、Ⅱ型よりもコンパクトな形状で、キッチン全体を壁付にするなどのレイアウト次第では狭いスペースでも実現可能なキッチンです。作業スペースや収納がもう少し欲しいという方にはぴったりでしょう。また、コンロとシンクの移動範囲が狭く、作業効率も良い点も魅力といえます。
U型キッチン
次に紹介するのがU型キッチンです。別名でコの字型キッチンとも言います。レイアウトの自由度が高く、Ⅱ型キッチンをカウンターで繋ぐ配置や、L型キッチンにもう一辺足したような配置など、希望に応じた設定が可能です。
フルフラットキッチンにはアイランドやペニンシュラがあります
続いて紹介するのが、アイランド型やペニンシュラ型です。フルフラットキッチンというとこのどちらかが該当します。オープンキッチンの一つとして紹介されるケースもありますが、独立型などで配置されることもあるので、アイランド型やペニンシュラ型であれば一概にオープンキッチンというわけではありません。覚えておくといいでしょう。
アイランドは島、ペニンシュラは半島という意味ですが、それぞれその名前に応じた形状をしています。
アイランド型は周囲に壁や仕切りを一切設けず、シンクや調理スペースなどを独立させているのが特徴です。
ペニンシュラはそのアイランド型のキッチンを一辺だけ壁につけたもので、まさに半島のような形状をしています。
ちなみに、トクラスが手掛けたハイグレードキッチンであるドルチェXは、アイランド型やペニンシュラ型での設置を目的に設計されたシステムキッチンです。オープンキッチンの可能性を追及することをテーマにしたキッチンですから、おしゃれなキッチンへとリフォームしたいと考えている方は、検討してみてもいいでしょう。
キッチンの配置についての紹介はここまでです。対面式とオープンキッチンってどう違うの?ということや、これってどんなキッチン?など、キッチンのレイアウトにまつわる疑問が解消できたのではないでしょうか。キッチンをリフォームする際には、何を重視するかでぴったりのレイアウトが変わってきます。後悔のないリフォームができるように、ある程度イメージや優先順位、予算を固めておきましょう。特に予算に合わせた計画立てることは重要です。 キッチンに対して何を重視するかは人それぞれです。とにかくおしゃれな空間づくりを目指す人もいれば、予算を削りたいと考える人もいるでしょう。そのため、今回は、「デザイン」、「機能性」、「コスト」の3つの視点からおすすめのキッチンを紹介していきます。 各メーカーが色んな魅力を持たせていますし、人の好みも多種多様ですから、「必ずこのキッチンを使うべき!」というほどではありませんが、自分が求めるキッチンを見定める参考にもなるでしょう。こちらを参考にしつつ、リフォーム業者やキッチンメーカーなどにも相談して、理想的なキッチンを見つけてみてはいかがでしょうか。 デザインを重視してキッチンをリフォームしたいと考えている方は、まずどこにこだわるかを考えてみましょう。一言でキッチンのデザインにこだわるといっても、無垢材などのナチュラル系を好む人もいれば、ステンレスなどのスタイリッシュ系を好む方もいるでしょう。 今回は「キッチン本体のデザインを決めたい」という方の参考になるように、おすすめのキッチンを紹介していきます。無垢材とステンレスのシステムキッチンから各一つずつ、そして、リーズナブルな価格帯のシステムキッチンからおすすめを一つ紹介しますので、参考にしてはいかがでしょうか。 機能的なキッチンは料理をする際の快適性や楽しさを上げることに繋がります。そのため、料理好きの方であれば、「やっぱり機能にこだわりたい!」という方は少なくないでしょう。 そして、「機能面」は各メーカーがそれぞれの目線で力を注いでいるポイントです。例えば、家電メーカーとしても有名なパナソニックは、IHコンロやレンジフードといった機器周りで高評価を得ています。各社の強みがはっきりとわかる部分なわけです。 逆にいえば、ひとことで機能性が高いと言っても、希望にマッチしていなければ微妙に感じてしまうことも少なくないでしょう。機能性を重視する場合、どんな使い方をしたいかによって、それぞれの機能を比較・検討することが大切です。いくつかおすすめを紹介していきますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。 「予算内でキッチンを綺麗にできれば良い」というコスト重視の方へのおすすめも紹介していきます。まず、リフォームにかかるコストを小さくするには、材料費や工事費をなるべく安くすることが大切です。つまり、できるだけ安価なキッチンを選択して材料費を抑えること、また、変化を少なくしてリフォームの工程を少なくすることで工事費を抑えることがポイントになるでしょう。いくつかおすすめを紹介していきますので、予算の中から希望を叶えられるキッチンを選んでいきましょう。 「デザイン」、「機能性」、「コスト」、3つの視点からおすすめのキッチンを紹介しました。冒頭でもお伝えした通り、最終的には希望や目的、好み次第で魅力的に感じるキッチンは変わるでしょう。この記事内にはないキッチンを選ぶケースも当然ありえます。そのため、この記事の紹介だけで決めるよりも、実際にショールームなどでも確認するのが安心です。記事を参考にしつつ、イメージを固めるのも有効といえます。上手く活用していきましょう。 ユニットの並びや場所を変えるということは、シンクやコンロの場所も変わる可能性があるということであり、配管工事や配線工事が必要になるかもしれません。リフォームの費用はそれらの工事が増えることでもアップするため、コストを抑えたい場合、レイアウトなどではなるべく変化が少ないようにするべきでしょう。 特にアイランド型やペニンシュラ型は、壁がなかったり、少なかったりする分、レンジフードの設置や、給排水設備の調整など、工事にはやや手間がかかります。リフォームにおいて、手間がかかる=費用がアップするということですから、工事費用も高くなることは必然でしょう。 他にも、ミニキッチンでも本体価格は安いですが、古いキッチンがある以上、撤去作業が発生したり、古いキッチンに合わせて設置されていた水道設備などに変更を加えたりする必要はでてきます。本体価格が安い分、システムキッチンなどよりはトータルは安くなるでしょうが、それ相応の工事費にはなってくるのです。 「材料費はかけても、工事費は抑えたい!」、「合計の費用をできる限り抑えたい」という風に、費用を抑えることを最優先にするならば「キッチンの設置場所は変えない!」、「変化の少ないリフォームにする!」と心得ておきましょう。また、費用をどこにかけるか、削るかなど、優先順位を決めておくことも大切です。 今回の記事では、キッチンのリフォームを考えている方に向けて、「キッチンの選び方」をテーマに以下の情報をお伝えしてきました。 ・キッチンを選ぶ時に大事なこと ・配置や形状、タイプなどキッチンの情報 ・各好みに合わせたおすすめのキッチン レイアウトや形状など、キッチンに対する情報や理解がなければ、予算やイメージは固めにくいでしょう。また、身長や使い方の癖なども影響するので、人によって使いやすいと感じるキッチンは人それぞれで違います。つまり、世間一般で良いと言われている要素を多数盛り込めば、理想的なキッチンになるというわけでもないのです。事前に情報収集をしっかり行って、イメージや予算に合っているか、後々不満を感じないかなどを考えて、リフォームの計画を立てていきましょう。 全国の幅広いエリアで水のトラブル出張業者が全国の幅広いエリアで水のお困りごとやご相談を承っております。自分に合ったキッチンを選びたい!各メーカーのシステムキッチンがもつ魅力を紹介!
デザイン性重視の方
機能性重視の方
コスト重視の方
(相場や予算の立て方など、リフォーム費用の詳細は別の記事にてお伝えしています。)
元々似たようなレイアウトだった場合は、それほど費用が掛からないケースも考えられますが、リフォームをきっかけに場所を変えるなどであれば、相場より高くなることも予想されるので注意してください。どんなキッチンにしたいのか明確にして準備を進めよう
現地でのお見積り・ご相談は一切無料(点検作業を伴う見積もりは有料)です。
緊急のトラブルでも専用の受付窓口で対応しております。
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休日・祝日、昼夜問わず受付中です。出張業者を初めてご利用になられる、という場合でも心配ありません。
コールセンターのオペレーターが優しく丁寧にご要望をお聞きいたします。いつ、どの場所で、どのようなご依頼をされたいのか、しっかりと確認いたします。安心して信頼できる業者に任せたい、いますぐ何とかしたい、料金の見積もりを取りたいなどお問い合わせはいつでもお気軽にお電話ください。