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日立市 エリア情報

日立市かみね動物園

日立市かみね動物園は開放感あふれる環境の中で約70種、500点の動物たちが生活する動物園で、2014年には新しくキリン舎がオープンしキリンの赤ちゃんも生まれ、2015年にはシカ舎が新たにオープンするなど、次々と施設のリニューアルを進めており、ふれあい広場では小動物はもちろんニシキヘビとも触れ合うことができるそうです。サルの楽園では地上10mの橋を渡る「クモザル」を見られるそうですが、クモザルは長くて毛の無い尾を持っており、尾には敏感な触覚パッドがあるため「5本目の足」としても用いられ、物をつかむこともできるそうです。

日立市（ひたちし）は、茨城県の北東部にある市。市域の大半は旧多賀郡で一部は久慈郡です。総合電機メーカー・日立製作所の創業の地として知られます。

日立鉱山から発展した鉱工業都市です。1905年（明治38年）、江戸時代から採掘されていた日立村の赤沢銅山を久原房之助が買収し、村名にちなんで日立鉱山に改名、久原鉱業所（現在のJX金属）を創業して以来の企業城下町として、後年はその機械部門が分離・独立した日立製作所・日立グループの企業城下町となりますが、現在は両社とも本社を東京に移転しています。他に、日立市と同様に鉱山町から企業城下町になった地域としては、新居浜市（別子銅山→住友グループ）が代表的です。

元来、7世紀の国造の時代から、現日立市の中心部は助川（すけがわ）という地名だったのですが、1939年（昭和14年）9月1日に助川町が日立鉱山を擁する日立町と新設合併して市制を敷く際に日立市となりました。1939年以後、都市名と企業名の混同を避けるために、日立市民は都市名を『日立（ひたち）』と呼び、日立製作所を『日製（にっせい）』と呼んで区別しています（日製の略称はかつての日製商事＝現在の日立ハイテクノロジーズなど、日立グループでも用いられる）。

戦後の一時期、人口は県庁所在地の水戸市を上回っていたことがありますしかし、近年は日立グループの再編などによって人口が減少し、十王町の編入にも拘らずかつて21万人を数えていた人口も20万人を割ったのです。現在はつくば市に抜かれ、県内3位となっています。

市名の由来

1939年（昭和14年）に、旧日立町と旧助川町が対等合併して日立市となりますが、対等な立場からどちらかの町名を使うわけにいかず、日立鉱山が調停案として新市名に「常陸市」を提案するも協議不調になり、新市名は茨城県に一任されることとなりました。すると県は、すでに日立鉱山と日立製作所が全国的に知られていること理由に、新市名を日立市に決定しました。茨城県の新市名決定により、その理由が旧日立町からとられたものではなかったことから、市の中心地にあたる旧助川町にも受け入れました。 日立製作所（およびその母体である日本鉱業）の成立以前から「日立村」という自治体は存在していましたが、「日立」の地名は、神峰山を登山した徳川光圀によって名付けられたとされるのが定説になっていて、明治の大合併で成立した旧日立村（のちに町制を施行して日立町となる）は、この光圀の言い伝えにちなんで名づけられたとされています。

関東平野が久慈川（日立市と東海村の境）で北端となるため、東側の太平洋と西側の多賀山地に挟まれ、南北に細長く可住地が伸びています。可住地の多くは、日立製作所およびその関連企業の施設が占めているため、山間地を切り開いて造成した住宅地が多いです。