松の剪定 時期 仕方 自分で出来る簡単なコツ
みなさんは松の手入れをしたことがありますか?
実際に剪定を行うと、マツヤニが付いたり、葉先が刺さったり、体があたって小枝が折れたりするので、松の手入れは植木職人の中でも一般的に難しい、面倒くさいと言われています。面倒くさいと言われている理由はなぜでしょうか?
・松の小枝は四方八方に伸びているので、切るべき場所がわからない。
・一箇所がから多くの芽が出ているので、作業が多くなってしまう。
・無理に松を刈り込んでしまうと、形が乱れてしまったり、枯れたりしてしまう。
・松の枝はチクチクするので、体にあたると集中力が続かない。
面倒くさいので、業者にお願いした方が早いと思われますね。ご安心してください。
その一方で、松の木は素人でも手入れしている方が多くいらっしゃいます。なぜでしょうか?それには剪定のコツがあるので、この記事で松の木の剪定方法をお伝えします。
松ってどんな木?
●アカマツ
●クロマツ
そもそも松とは一度は聞いたことがあるかと思いますが、どんな木かご存知ですか?
マツ科マツ属の常緑高木の総称で、明るく乾燥した地に生えて、樹皮はひび割れするものが多く樹脂が多いことが挙げられます。日本にはアカマツ、クロマツの2種類が広く分布しています。
みなさんが一般的に目に触れる機会が多いのは、アカマツの方が多いのではないでしょうか?
アカマツは文字通り樹皮が赤いので、この名称が付いています。主に本州・四国・九州・東北・北海道などに幅広く分布しております。
クロマツは樹皮が黒褐色なのが特徴で針葉は長くて硬いのが特徴です。主に本州・四国・九州まで広く分布しております。
松の木の剪定の料金相場は?
💁庭木職人に作業をお願いした場合の費用は、地域にもよりますが、各ホームページなどを参考にすると1万5000円から2万円ぐらいが大体の相場となっています。
1日あたりの費用なので、作業に数日必要な場合はこれ以上の金額になり、職人の方が複数訪れた場合はその人数分が必要になってくるでしょう。
業者によっては1本辺りの価格で料金設定している場合もございますので、十分に注意して依頼をかけましょう。
業者に依頼したときの料金相場
松の木の剪定は年に2回(春、秋)と行うことが一般的ですが、ハサミや電動工具で簡単に刈り取ることができないため、時間がかかってしまうことが多いです。
庭木職人に作業をお願いした場合の費用は、地域にもよりますが、各ホームページなどを参考にすると1万5000円から2万円ぐらいが大体の相場となっています。1日あたりの費用なので、作業に数日必要な場合はこれ以上の金額になり、職人の方が複数訪れた場合はその人数分が必要になってくるでしょう。業者によっては1本辺りの価格で料金設定している場合もございますので、十分に注意して依頼をかけましょう。
少し割高なので、価格重視にしたい!そんな時に頼りになるのが、シルバー人材センターです。シルバー人材センターとは現役を引退した高齢者が割安な料金で剪定作業を提供してくれます。各市区町村によって、料金体系は異なりますが割安で作業を引き受けてくれます。まずは最寄りのシルバーセンターまでお問い合わせしてみてはいかがでしょうか?
松の木の剪定時期は?
松の木の剪定時期は、年に2回あります。
4月~5月末と11月~12月頃です。それぞれの時期で、剪定内容が異なります。
4月~5月末は、新しくできたみどりの不要な部分を折り、枝がほしいところは軽めに折って残しておく作業の剪定。
11月~12月頃は、夏に伸びた枝を減らして、古い葉っぱを手でむしり取る、松特有の剪定の時期です。
松の木の剪定時期
●松のミドリ摘み
松の剪定方法は2種類あるのはご存知でしょうか?
一般的には松は「ミドリ摘み」、秋には「もみ上げ」という作業をするのが基本になります。
「ミドリ摘み」は新しくできたみどりの不要な部分を折り、枝がほしいところは軽めに折って残しておく作業をいいます。
ミドリ摘みの作業に適した時期が4月~5月末です。
「もみ上げ」は夏に伸びた枝を減らして、古い葉っぱを手でむしり取る、松特有の剪定です。
「もみ上げ」の作業に適した時期は11月~12月頃です。
松の木の剪定は自分でもできるの?
💁道具を揃えれば、どなたでもできます。
必要な道具としてハサミ、のこぎり、脚立。服装は汚れてもよい長袖ズボン、帽子、手袋、靴で、脚立を使用するので、安全な服装が良いです。
剪定には、ミドリ摘みともみ上げの2種類があります。
基本作業としては、作業は上から下へ行い、奥から手前へ行います。次に上から枝の上の向きを確認して、どの葉を残せばY字になるのかを確認します。下から枝の重なりを確認して、遠くから全体のバランスを確認します。剪定を秋に行う場合は枝をY字型になるように残していくことがポイントです。
松の剪定に必要な道具
剪定を行うためにもまずは必要な道具を揃えて、適した服装を心がけましょう!
剪定のために必要な道具としてハサミ、のこぎり、脚立が挙げられます。
服装は汚れてもよい長袖ズボン、帽子、手袋、靴があると良いです。
また脚立を使用するので、安全な服装が良いです。
松の木の剪定(基本作業について)
基本作業として、作業は上から下へ行い、奥から手前へ行います。
剪定後の枝や葉っぱが落ちてぶつかってしまったり、引っかかってしまったりして、枝や葉っぱが折れてしまうと大変です。
葉をむしるときは、枝の下から手を回し、枝を傷つけないようにします。
松の木の葉っぱは細く尖っていますので、手で注意してむし取るようにしましょう。
剪定の時には枝と一緒に切り落としてしまいますが、樹形が崩れないようにできるだけ最初から手で取り除くようにしましょう。
※ Y字型に揃えていくことが重要
次に上から枝の上の向きを確認して、どの葉を残せばY字になるのかを確認します。
下から枝の重なりを確認して、遠くから全体のバランスを確認します。
松の木の量を適切な量にする場合は2通りの方法があります。
1つ目は枝を途中で切る方法で、枝の葉の量を減らして、
枝の長さを短くする方法です。
2つ目は枝を切らずに下の方の葉を手でむしとる方法です。
この方法だと枝の長さは変わりませんが、メリットとして柔らかく仕上がるということ、デメリットは面倒くさいことが挙げられます。
剪定を秋に行う場合は枝をY字型になるように残していくことがポイントです。
葉を切らずに、勢いの良い枝を切り落とすようにします。
不要な芽をハサミで切り落とし、葉を20枚ほど残してつまみ取ります。
<春の剪定>ミドリ摘みの方法
※赤い線の所から折ります
芽は一箇所から数本の芽が出ているので、長い芽は根本から切り取り、細い芽だけ残しておきます。一箇所あたりのミドリの数を2~3本になるように整理します。最後に残したミドリを短くします。
<秋の剪定>もみ上げの剪定方法
※赤い線の所から切ります
もみ上げは夏に伸びた枝を減らし、古い葉っぱを手でむしり取ります。
木の先端の芽から生えている葉は1/3ほど減らし、芽から下に生えている葉っぱは全て取り除きましょう。
<秋の剪定>透かし剪定方法
枝の数を減らして、幹への日当たりをよくするための剪定です。
樹形を整えるだけではなく、虫などの害虫被害を減らす効果もあります。
ポイントは4つあります。
1つ目に木の上から枝の向きを確認して、枝の重なり部分を確認しましょう。
2つ目に木から離れて最終的な樹形をイメージしましょう。
3つ目に上から下に向かって枝を根元から切り落としましょう。
4つ目に奥から手前に向かって、枝を根元から切り落としてみましょう。
最後に
松の木はほんの少しだけ刈り込むようにすると仕上げが良くなります。
多くの場合、垂れ下がった葉っぱのせいが多いので、Y字に剪定した後、水平より下の枝を手でむしると、キレイに仕上がります。
是非みなさんもご自宅で実践してみてはいかがでしょうか?
基本作業を知っていれば、気になったときにすぐに作業が出来ますが、大きな松だと高い箇所の剪定を初心者がひとりでするのはとても危険です。低い部分だけは自分でして、高所や全体のバランスをとる剪定をプロに任せることをおすすめします。
また何本も松がある場合はプロに任せましょう。長時間の作業はケガをするリスクが高くなり、樹形のバランスもばらばらになりがちです。1本2本は自分で剪定して、他はプロに任せると短い時間で済ませることができます。
剪定作業中は、熱中症や日焼けにも気を付けておこないましょう。
この情報がみなさんの剪定作業に役立つことができれば幸いです。
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