窓の隙間風がうるさい!窓ガラスがピューピューと音がする原因と対策
昨今では、家にいる時間が長くなりいままで気にもしなかった家のことが気になり始めた方もいるかもしれません。
たとえば「ピューピュー」という音、一体どこから鳴っているのか、音の原因はなんでしょうか?
ここではすぐにできる隙間風の対処法と対策をご紹介いたします!
考えられる主な原因は2つ!
隙間風の原因は、家の中に2つ存在します。
窓のサッシ
引違いサッシは閉鎖時にその隙間を塞ぐために、枠と障子にパッキンなどの気密部品を取り付けています。
「ピューピュー」という音は、気密部品とサッシの枠や障子との間を空気が通り抜ける時に発生する音で「風切り音」「笛鳴り現象」とも言われており、空気を通す程度の隙間と内外の圧力差が生じて発生する音で、これが原因の場合があります。
通気口(換気口)
通気口とは、壁面や天井に取り付けられている空気の取り入れ口(給気口・吸気口)のことで、気圧を調整しています。
通気口はこまめに掃除をしないとフィルターの出入り口がホコリで塞がれがちです。
そうなると、吸排気のバランスが崩れて「ピューピュー」という音が鳴ってしまうことがあります。
24時間換気は2003年から義務化
「24時間換気システム」と呼ばれる、自然換気とは異なるファンなどを設置し室内の空気の入れ替えを自動的に行う「常期換気」は、2003年からすべての建物に義務化がされています。
その理由は、室内の空気を循環させさまざまな健康障害となるシックウハウス症候群を予防するためです。
2003年(平成15年)7月以降に建てられた住宅には必ず24時間換気システムが設置されています。
この24時間換気には、3つの方式があります。
第一種換気:給気および排気ともに強制的に行う
第二種換気:給気のみ強制的に行う
第三種換気:排気のみ強制的に行う
「第三種換気」が多くの住宅で採用されています。
換気扇は「局所換気」
『通気口って換気扇のこと?』と思われた方も多いかと思いますが、通気口とは少し違います。
もし、換気扇を動かしている時に隙間風がする場合は、換気扇の排気で室内の空気が動くので正常なことと言えます。
換気扇を動かしていないのにピューピューと換気扇の付近から音がする場合、排気口に問題がある可能性が高いです。
実際に近づき確認!
窓のサッシや通気口(24時間換気システム)に近づき、隙間風がしているか確認をしてみましょう。
原因が判明したら、次は対処法です!
サッシの隙間風の対処法
隙間風がサッシからしていることがわかった場合は、次の方法を試してみてください。
ご自身でできる対処法のほかに、業者に依頼をして修理をする方法もご紹介いたします。
1. サッシの溝の掃除
サッシの溝や戸車にほこりや砂が詰まって、ズレや戸車の高さがおかしくなっている場合があります。
掃除機や歯ブラシなどで細かい部分まで掃除をしましょう。
2.戸車の調整
掃除をしても、隙間風が静かにならない場合は「戸車」を調整する必要があります。
サッシの側面の下に、戸車を調整できる「調整ネジ」があります。そのネジをプラスドライバーで回し調整をおこないます。
👉 サッシの側面の下にネジが2つあり、どれが戸車の調整ねじなのかわからないことがあります。そういったときは、少し左右のどちらかに回してみましょう。そうすれば、戸車の調整ネジがどれか判断することができます。
まず、サッシ側面上部にある「はずれ止め」を表示ラベルに従って緩めてから戸車の調整をおこなってください。
調整ネジを右に回すとサッシは上がります。少しずつ回し調整をしてみましょう。もし、上げすぎた場合は調整左に回しサッシの高さを下げましょう。
調整後は必ず「はずれ止め」を上げてネジを締めてください。
3.気密ピースの調整
サッシの戸が重なる部分の下に「気密ピース」という、室内の気密性を保つ部品があります。
その気密ピースとサッシのレール(サッシの枠)に隙間がある場合、隙間風の原因はここかもしれません。
まず、サッシの側面下にある気密ピースにあるネジをプラスドライバーで左に回してゆるめます。そして、気密ピースを枠につくように下げて隙間をなくします。
調整ができたらネジを右に回し、しっかり固定をします。
この作業を、室内側・室外側両方のサッシでおこないましょう。
4.クレセント錠の調整
クレセント錠のロックがしづらかったり、鍵をかけてもサッシがガタガタと動くようなら、クレセント錠本体と受けの部分を調整してください。
プラスドライバーで調整ネジを左に回し緩めると、クレセント錠本体は上下に動き、受けの部分は左右に動きます。
しっかりと鍵がかみ合うように調整をしてみましょう。
クレセント錠が固くて動かせない場合
クレセント錠は古くなると固くネジが回しにくくなり、鍵もかけにくくなります。
そういった場合は、クレセント錠の交換をオススメいたします。
生活救急車は出張お見積り無料でお伺いいたします。お気軽にご連絡ください。
種類 | 作業内容 | 作業料金(税込価格) | 建物 (家/会社/事務所/店舗/ アパート/マンション/他) |
クレセント錠交換 | ¥11,000+部品代 |
5.サッシの換気小窓や換気かまちを開ける
サッシの上には「換気小窓」「換気かまち」というスライドできる小さな小窓があります。
それを少し開けると、室内の気密性が下がり隙間風をなくすことができます。
ですが、この方法は虫が部屋の中に入ってきたり湿度があがりエアコンの効きに影響が出てしまいます。
換気小窓やサッシを開ける時は、笛鳴り現象が気になる時だけにすることをおすすめ致します。
サッシの隙間風の対処法は以上です
もし、以上の対処法をおこなってもまだピューピューと隙間風がおさまらない場合は、サッシのどこかに損傷があるか、通気口に原因があるのかもしれません。
一度サッシにおかしなところがないか確認してみましょう。もしくは、下記の通気口の対処法も試してみてください。
損傷があった場合は、生活救急車のような業者に相談をし修理をご検討ください。
通気口の隙間風の対処法
通気口から隙間風の音がする場合は、次の方法を試してみてください。
通気口を掃除する
まず通気口の掃除をおこないましょう。
室内側にある給気口(吸気口)の埃を掃除機でとり、油や汚れを水洗いや食器用洗剤(中性洗剤)を薄めて雑巾や古くなった歯ブラシなどで洗いましょう。
必要であればフィルターを交換しましょう。
排気口は、室外の外壁にあり手が届かないこと場合が多くあります。無理に掃除をするのは避けましょう。
丸型の通気口の外し方(丸型レジスター)
丸い形をしたプラスチック素材の通気口は、真ん中にあるでっぱりをつまみながら左に回しつづけ、回らなくなったら手前に引いてみると外れます。
取り外すためのつまみがある場合もあります。中には、取り外せないようになっている製品もあります、その場合は掃除機で埃を取るなど目に見える範囲での掃除をしましょう。
自然換気口は2ヶ月に1回掃除するのがオススメ
自然換気口にあるフィルターは、2ヶ月に1回掃除することが推奨されています。掃除機でフィルターについた埃を取りましょう。
フィルターの種類によっては水洗いが可能なものもあります。
フィルターの交換は1年に1回や2~3か月に1回など、製品によって異なるので取り扱い説明書や製品の名前をネットで検索をして、フィルター交換のタイミングをチェックしましょう。
虫対策は「換気口用の防虫ネット」
通気口を掃除してみたら虫を発見する場合があります。気づかないうちに家の中に侵入してきている可能性もあります。
こういった場合は、専用の防虫ネットを使用しましょう。防虫スプレーを通気口付近にサッと吹きかけるのも良いですが、ペットに有害な場合もありますのでご注意ください。
24時間換気は常に動かしておきましょう
隙間風がおさまらないからと、24時間換気システムを止めてしまうと室内の空気の循環が止まってしまうので、常に稼働させておきましょう。
隙間風がおさまらない場合は?
サッシの掃除や調整、通気口の掃除やフィルターの交換をしてもピューピューと隙間風が静かにならない場合は、別に問題がある可能性が高いです。
サッシや通気口、換気扇の故障も考えられるので、ご自身の目でどこか異常がないか確認をしてみましょう。
まずは管理会社・大家さんに相談
賃貸の物件にお住いの場合は、まず管理会社・大家さんに「隙間風がおさまらない」旨を伝えましょう。
そして、故障や異常があった箇所の修理を相談してみましょう。
状況によっては修理費用が、管理会社負担や保険の適用が可能な場合があります。
分譲マンションの場合は管理組合に連絡
分譲マンションの場合、管理組合に「隙間風がおさまらないので、修理をしたい」ことを伝えておきましょう。専属の修理業者がいる場合もあります。
また、事前に連絡を入れておくことでトラブルの回避も出来ます。
ご自身で加入している火災保険の補償内に、住宅の修理に関するものがないか確認しておくと費用をおさえることもできるかもしれません。
戸建ての場合は業者に相談
戸建て住宅の場合は、生活救急車のような業者にまず見積りを依頼しましょう。
いきなり修理の依頼をするのではなく、何が原因かを調べるとともに修理費用の見積りをとりしっかり検討をおこないましょう。
複数の業者に見積り依頼をすることで、費用の比較をすることもできるのでオススメです。
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